人絹とは?

人絹とは?

人絹とは、人工的に作った光沢のある絹糸という意味で付けられたレーヨン長繊維の名前です。
化学繊維に定義されており、再生繊維と分類されています。

絹が非常に高級なため、木材パルプから絹に似せて人工的に作られた繊維で、主成分がセルロースと同じであり土に埋めると分解・消滅する事から再生繊維と呼ばれています。
1884年にフランスで作られたのが始まりで1898年に爆発的な人気となりました。
日本では、1918年から製造されました。

性質は、化学繊維の中で一番吸湿・放湿性が高いです。また、肌触りがよく、光沢があり美しく、静電気を起こしにくく熱に強いのも特徴です。
環境に対して非常に優れており、焼却した場合でも有害物質の発生がほとんどありません。
しかしながら、吸水性が優れている反面、シワになりやすく縮みやすく、水に濡れると強度が1/3に低下してしまうデメリットがあります。

 

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